『つっぱりくそばばあ（月刊バレリーナ）』
まさに圧巻のババアゾーン。
本作品、他の登場人物とは隔絶した精神的にも身体的にも最強のばばあが登場し、
ジョニーの存在は急速に薄くなります。
やはり画太郎作品、ばばあつええ。

今巻の印象は何と言ってもばばあの舞踊です。完璧です。
まずその屈託も疑いもない究極の笑顔。
この笑顔により俗世の不快感など無に陥れてしまう天上の幸福感、
今にも昇天してしまいそうな躍動感、強烈な性神破壊力、精神治癒、突き抜け切ったエロス等
あらゆる要素が総合的に極限の値を示す凄まじい４ページです。
とにかく見てほしい。このばばあの究極の笑みを。

この舞踊には人生の真理が詰まっていると言っても過言ではありません。
前を向き進むしかないのです。生きる勇気、希望。
またしても私は画太郎神に救われました。
命絶つ前にばばあのダンスを一度拝んでみるべきです。
「ヘイ小僧!!!あたいの踊りを見ろ!!!」

ばばあの存在により全５巻中でも一際輝きを放つ、、
というかもう画太郎流舞踊賛美(表紙もバレリーナ)によりこの巻だけ完全に浮いています。
画太郎先生が神であられることが明確にわかる一冊です。

わ　ら　っ　て